「これって本当に意味があるのかな?」と、私が首をかしげていたのは、お店の前に立ててあるのぼりを見ていたときのことでした。私は今、パン屋さんでアルバイトをしているのですが、店内のレジに立っていると、お店の前に立ててあるのぼりが目に入り、いつもその立っている様子が気になって見ていました。これがいつも気になってしまっていたのは、見るたびに風になびかれていて、のぼりに書いてある文字がうまいこと見えなかったからです。こののぼりには「美味しい焼き立てパンはいかがですか?」と、書かれているのですが、風によってあおられているせいで、ちょうど「焼き立て」という文字の部分に、のぼりの下の角がめくりあがって重なっていて、何が書かれてあるのか見えない状態になっていました。これではのぼりを立てていても、せっかくのお店の売りである、焼き立てのパンを販売しているというをお客様に伝えることができず、何の意味もないと思いました。

そこで私は、ある良い案を思いつき、それを店長さんに言ってみたのです。それは、風によってめくりあがってしまうのぼりの角を、のぼりそのものの重石とつなげるという方法でした。のぼりというと、そののぼりを通しているポールが倒れることのないように、下の重石に差し込むようにして立てられています。私はその重石と、のぼりの下の角とを糸でつなげておくことによって、風でめくりあがることがないのではと考えついたのです。そうして店長さんと一緒にそれを行ってみたところ、うまいことのぼりの角を固定することができ、風になびかれても「焼き立て」という文字が隠れてしまうことはなくなりました。

私はこのとき、店長さんから「良い裏技を教えてくれてありがとう」と意っていただくことができ、とても嬉しかったです。考え込んで思いついたのではなく、単なるひらめきでしかなかったのですが、お店の役に立つ裏技を編み出すことができ、言ってみてよかったなと思いました。のぼりの文字をはっきりと見せるという裏技は、今のところここでしか役立ったことはありませんが、今後もしこういった機会があるのならば、覚えておいて利用しようと思います。街中でめくりあがっているのぼりを見ると、この裏技を教えてあげたいという気持ちになってしまいますが、反対に同じ裏技を使って立てられているのぼりを見つけると、同じ考えを持っていたことに嬉しくもなってしまうものでした。

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